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中国十大銘茶
2005/12/26

 

一、杭州竜井

竜井は地名であり、また泉の名称であるが、茶の品種名にもなっている。竜井茶は浙江省杭州の竜井村で生産されており、歴史的には「獅、竜、雲、虎」の4種類に分けられ、獅峰で生産される茶の品質が最高とされている。竜井は炒り緑茶に属し、「鮮やかな緑、馥郁とした香り、こくのある味、形の美しさ」という四絶で世に名高い。「竜井茶、虎跑水」は杭州の双絶とされている。虎跑水には有機窒素化合物が多く含まれているが、水溶性鉱物質の含量は少ないので、竜井茶の香りを引き立て、こくのある味を引き出すのである。竜井茶を淹れるときには、透明なガラスの杯を用いると、茶葉が広がり、浮き沈みし、緑が広がり、茶葉の一枚一枚を仔細に鑑賞することができ、一種の芸術的感覚を楽しむことができる。

 

 

二、蘇州碧螺春

江蘇省呉県太湖の湖岸にある洞庭山で生産されている。碧螺春の茶葉は、春季のまだ茶葉が小さく柔らかいときに摘みとり、炒って作り上げる。高級茶になると、0.5kgの茶を生産するのに6~7万の茶芽を必要とすることから分るように、その茶芽は非常に細やかである。炒った後の乾茶は固く引き締まり、細い白毛がすじを引いて銀緑色を呈し、渦巻状の曲線を描いているので碧螺春の名が冠せられた。この茶にお湯を注ぐと白雲が飛び交い、爽やかな香りが立ち上る。銘茶中の銘茶で、高級な贈り物になっている 

 

 

 

三、黄山毛峰

安徽省黄山で産する。主な生産地は桃花峰の雲谷寺、松谷庵、吊橋閹、慈光閣、半寺の周辺に分布している。この地域は山が高く、樹林が密生しており、日照時間が短く、雲霧が立ち込める天候が多い。こうした自然条件に恵まれて、茶葉は雲霧に潤い、寒暑の影響を受けることが少なく、高い品質の茶葉が成育するのである。黄山毛峰の摘み取り、製造は非常に精緻で、出来上がった毛峰茶の外観は雀の舌のように細くわずかに曲がっており、香りは白蘭のようで、後味に甘みが残る。黄山の銘茶の数は多く、毛峰のほかに休寧の「屯緑」、太平の「猴魁」、歙県の「老竹大方」などがあり、それぞれの特徴で人々に好まれている。

 

 

四、盧山雲霧

江西省盧山で産する。「盧山の秀、天下に甲たり」と称せられた盧山は、北は長江、南は鄱陽湖に臨み、気候は温暖で、山紫水明の地であり、茶の生育に適した条件を備えている。盧山雲霧茶の芽は肥え、毛が目立って美しく、香り高く甘みがあり、その透明な緑色はまことに茶の逸品というに相応しい。

 

 

 

 

五、六安瓜片

安徽省西部の大別山の茶栽培地に産するが、中でも六安、金寨、霍山の3県の茶葉が最高品質と言われている。六安瓜片は、毎年春季に摘み取られ、出来上がった茶の外観が瓜の種のような形状を呈するのでこの名称がついた。色は翡翠のような緑、香りは爽やかで、味には甘みがあり、何度もお湯を差し替えることができる。この茶は、暑気を払い渇きを癒すばかりではなく、消化補助作用、病気治療にも効果があり、明代の『茶箋』には、六安茶は薬用として最も効果があると記されており、茶の珍品とされている。

 

 

 

六、恩施玉露

湖北省恩施で産する。湖北の茶栽培の歴史は長く、唐代(618~907年)には既に名声を博しており、現在でも重要な茶生産省である。恩施玉露は現代中国に伝えられている数少ない蒸し緑茶で、その製造技術、道具は陸羽の『茶経』に記載されている技術、道具と非常に類似しており古い歴史がある。恩施玉露の摘み取り、加工に対する要求は厳格で、茶の芽葉は細くて柔らかく揃っていなくてはならず、出来上がった茶の色は鮮やかな緑色で松の葉のようにまっすぐに揃っていなければならない。お湯を注いだ後の色は透明に澄み、香りは爽やかで、こくのある味わいがあり、茶葉の下色は玉のような緑色を呈する。「三緑」(茶緑、茶湯緑、茶下色緑)がその特徴である。日本は唐代に中国から茶の原種と製造法を取り入れたが、現在もまだこの蒸し緑茶の製造法をとっており、その玉露の製造法は恩施玉露とほぼ同じで、品質はそれぞれの特色を有している。

 

七、白毫銀針

このお茶は白茶の一種で、福建省北部の建陽、水吉、松政と東部の福鼎などで生産されている。白毫銀針は銀のように白く、針のように細長いのでこの名がついた。お湯を注ぐと、杯に白茶の乳白色は浮かびあがり、銀の針が直立して上下に交差し、非常に美しい。透明な淡黄色を呈し、香りも味も爽やかである。製造時に揉み込まないため、滲出しにくいので、滲出時間は少し長い。白茶の味わいは温かいが熱を取る性質があるので、胃腸によく元気を回復させ、湿気を取り去り解熱作用があるので薬用にされる。香港、マカオ地区の小売店では、他の茶と配合して、茶の品質ランクを上げている。

 

 

八、プアール茶

雲南省シーサンパンナなどで産するが、古来から普洱(プアール)で集散されてきたのでこの名がある。プアール茶は緑茶或いは黒茶を蒸して圧縮した沱茶、餅茶、緊茶など各種雲南圧縮茶の総称である。プアール茶の品質の良し悪しは味、香りだけではなくその薬効にもあり、華僑、香港・マカオの人々はこの茶を養生の絶品と見なしている。

その他「中国十大銘茶」によく取り上げられるものには、安徽省屯渓の「屯緑」、安徽省祁門県の「祁紅」、雲南省の「滇紅」などがある。

 

 

九、安渓鉄観音

福建省南部の安渓で産する。鉄観音の製造加工技術は複雑で、出来上がった茶葉は固く引き締まり、色は潤いのある黒ばむ緑色を呈する。上質の鉄観音は、製造過程でカフェインが水分の蒸発によって凝縮し白い層となっている。お湯を注ぐと、自然のシュンランの香りが漂い、味は濃厚である。精緻な茶器を用い、まず香りを楽しみ、その後に味わうと、香りが広がって後味がいつまでも続く。最近、ウーロン茶の健康美容作用が発見されたため、鉄観音は日本、東南アジアでの人気が高い。

 

 

 

十、武夷岩茶

福建省祟安県武夷山で産する。武夷岩茶は半発酵茶に属し、製造方法は緑茶と紅茶の中間である。主な品種は「大紅袍」、「白鶏冠」、「水仙」、「烏竜」、「肉桂」などである。武夷岩茶の品質は独特で、花の香りをうつしていないのに馥郁とした花の香りを放ち、甘みのある味と相俟って後味が心地よい。18世紀には欧州に伝播して非常に好まれ、「百病の薬」の美称を得ている。

 

 

 

 

http://www.china.org.cn/japanese/207088.htm 

 

 

 

 

 

 

 

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