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中国経済は新たな成長周期に 中国科学院予測レポート
2006/02/24
 

中国科学院予測科学研究センターは、先般発表した予測レポートの中で、中国経済はすでに新たな成長周期に入っているという見方を示している。

 このレポートは7つの項目について予測している。予測の具体的な内容は次の通り。

一、2006年における輸出入状況に関する分析と予測

今年、中国の輸出総額は約9000億ドルに達し、前年比18%増、輸入総額は7900億ドルを上回り、同20%以上増、輸出入総額は約16950億ドルに達し、同20.5%増となる。年間貿易黒字は約1038億ドルに達する。

二、2006年の国際原油価格の動向に関する予測

今後1年以内の国際原油価格は引き続き割高のレベルで推移し、時には急騰する勢いを保っている。突発事件の影響がなければ、原油価格は68ドル/バレルを上回ることはない。

三、2006年の物価変動に関する分析と予測

中国の消費財価格は、今年緩やかな伸びを示す一方、生産財価格は着実に反発する勢いが見られる。2006年下半期のCPIは上半期のそれを上回り、CPIは通年で1.97%となる。生産財出荷価格、原材料仕入れ価格、重工業製品価格水準も前半は低いものであるが、後半は高くなり、通年の伸び率はそれぞれ7.9%、9.5%、11.5%となる。

四、2006年のマクロ経済の景気分析と予測

中国の経済はすでに新たな成長周期に入っている。2006年の経済成長率は上半期緩やかなものであるが、下半期には高い伸びとなる。経済はすでに調整期を過ぎて再び上昇軌道に乗っており、通年の経済運営は上昇の勢いを保っている。

五、急速な経済成長の国内の食料・エネルギー安全及び世界経済への影響に関する予測

中国の経済成長が国内や世界に食糧・食品安全問題をもたらすことはない。しかし、農業の持続的な発展を維持するには、政府が農業科学技術の面で絶えず進歩を目指すとともに、農業構造を積極的調整する必要がある。

経済の高い伸びはいっそうエネルギーや鉱物、林産物など資源型製品のニーズを増大させ、国が引き続き資源節約型技術の開発及び産業構造調整を進めていけば、エネルギーなど資源型製品の輸入はいっそう減ることになる。

六、2010~2020年のエネルギー需要に関する予測

レポートは中国を東北地域、北京・天津地域、北部沿海地域、東部沿海地域、南部沿海地域、中部地域、北西部地域および南西部地域という8つの経済地域に分けている。2010年の東部沿海地域のエネルギー需要は2.48~2.64億トン標準炭に相当し、2020年には3.42~4.70億トン標準炭相当に達する。地域のエネルギー供給と需要のギャップは依然としてかなり大きなものとなる。

七、国際原油価格の中国経済への影響に関する予測

国際原油価格の上昇は中国の実質GDP、投資、消費などに一定のマイナス影響を与えるが、生産技術の進歩は原油価格高騰リスクの抑制に一定の役割を果たすことができる。ただ、交通輸送部門の消費支出の国全体の消費支出に占める割合の変化が国際原油の価格リスクを抑制する役割はそれほどではない。福祉の面で言えば、原油価格の上昇は農村部住民にとって大きなデメリットとなる。

「チャイナネット」2006年2月23日

 

 

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